カテゴリ:本( 152 )

 

「その「英語」が子どもをダメにする -間違いだらけの早期教育-」 榎本 博明 著

自分の思うことと近いことがまとめられているなぁ、と思った本。

英語よりまず母国語。
母国語で考え、説明する力が無くては、英語ができても何の意味もない。
昔から、日本人は海外の新しい知識を日本語に翻訳しながら取り入れてきた。現在も、様々な分野の専門書が日本語に翻訳されており、日本では日本語で学ぶことができる。
英語は必要になれば後から学習すればいいけれど、母国語の力は子供の頃からしっかり時間をかけて積み上げていくべき。

そうなんだよなぁ。。。と思う。
10までしか数えられない幼児に、英語で100まで教えてもしょうがない。
日本語で「どうしてこれが好き?」と聞いても答えられない子は、英語で聞いたって答えられるわけがない。
まずは、母国語。


そんな私自身は子供向けに英語を教えてるわけですが(^^;、バイリンガルにしたい、ペラペラしゃべってほしい、というよりは英語を楽しみ、将来学ぶときにもポジティブな気持ちを持ってほしいと思うから。英語のレッスンなのに日本語もはさむのは、母国語で分からないことを英語で分かるわけがないと思うから。
英語圏の国、インターナショナルスクールなどで英語で過ごすわけじゃないのだから、まずは母国語、なのです。

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by studio-yaya | 2018-06-01 09:10 | | Trackback | Comments(0)  

「ナリワイをつくる」 伊藤洋志 著

少し前に読んで面白かった本。

雇われて、思い通りにならないことがあっても我慢するというのはしんどく、
でも、事業を起こして生計を立てていこう、というのはそう簡単なことではなく。

それなら、自分の得意なことで少しずつ稼げばいいんじゃないの? 1つ3万でも、10個合わせれば30万、それなりの稼ぎになる。そうやって、一つの仕事にこだわらずにあれこれやればいいんじゃないの?というお話。

一つの会社にこだわるあまり、会社が傾いた途端に自分の生活も危うくなってしまうことがある。
でも人生100年時代とか言われるようになり、40~50年は働くとして、その間絶対に安泰な会社なんてどれだけあることか。かつて大安泰だった銀行だって潰れたり吸収合併されたし、デパートだって斜陽産業、ゼネコンもオリンピック特需が消えればまた衰退。。。それに、AIのおかげで単純作業はどんどんロボットに取って代わられ、今ある仕事の半分くらいはなくなるんじゃないかと言われている。

だったら、一つの本業にぶら下がるのではなく、別の活動をしてみるのもアリなんじゃないかと思う。

起業とか、副業とか、二枚目の名刺を持つとか、本業に依存しすぎない活動に目が向けられているような気もする昨今、あれこれちょっとずつ稼ぐ、というのもいい選択肢だと思う。
。。。と、あれこれちょっとずつやってる私は思うのでした(^^;



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by studio-yaya | 2018-01-31 12:42 | | Trackback | Comments(0)  

「ナリワイをつくる」 伊藤洋志 著

少し前に読んで面白かった本。

雇われて、思い通りにならないことがあっても我慢するというのはしんどく、
でも、事業を起こして生計を立てていこう、というのはそう簡単なことではなく。

それなら、自分の得意なことで少しずつ稼げばいいんじゃないの? 1つ3万でも、10個合わせれば30万、それなりの稼ぎになる。そうやって、一つの仕事にこだわらずにあれこれやればいいんじゃないの?というお話。

一つの会社にこだわるあまり、会社が傾いた途端に自分の生活も危うくなってしまうことがある。
でも人生100年時代とか言われるようになり、40~50年は働くとして、その間絶対に安泰な会社なんてどれだけあることか。かつて大安泰だった銀行だって潰れたり吸収合併されたし、デパートだって斜陽産業、ゼネコンもオリンピック特需が消えればまた衰退。。。それに、AIのおかげで単純作業はどんどんロボットに取って代わられ、今ある仕事の半分くらいはなくなるんじゃないかと言われている。

だったら、一つの本業にぶら下がるのではなく、別の活動をしてみるのもアリなんじゃないかと思う。

起業とか、副業とか、二枚目の名刺を持つとか、本業に依存しすぎない活動に目が向けられているような気もする昨今、あれこれちょっとずつ稼ぐ、というのもいい選択肢だと思う。
。。。と、あれこれちょっとずつやってる私は思うのでした(^^;



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by studio-yaya | 2018-01-31 12:42 | | Trackback | Comments(0)  

『「変」なクラスが世界を変える!』/ 沼田 晶弘 著

小学校教諭の「ぬまっち」こと沼田先生の本。
まだ30代?の若い先生で、授業はもちろん掃除の時間などの過ごし方にも様々な工夫をして子供達をやる気にさせ、いろんなことを成し遂げてきた方。
例えば、6年生の卒業遠足の行き先は子供達の意見を取りまとめて「バイキングの元祖、帝国ホテルのレストランに行く」「帰りはリムジンに乗る」と、ありえないプラン。
でもこれを達成するために、賞金の出るいろんなコンクールなどを探してクラス全員で出品しまくり、"賞金稼ぎ"でこの遠足の資金を賄ってしまったのだとか。

子供達をその気にさせ、少し上の目標を掲げ、知らず知らずのうちに高みに達してしまう。

誰もができることではないからこそ、いろんな工夫や仕掛けを考え実行する先生の力に感心してしまう。


あとがきには、「馬を水場に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という有名な言葉。
我が家でも夫とよく話すこと。親がいくら環境を整えても、あれこれ与えても、本人のやる気がなければ子供はそこから何も学ばないだろう、と。やる気のあるものだからこそ熱中するし、上達する。親のやるべきことは、そのやる気を見極めて、環境を整えることだろうな、と。「やる気スイッチ」を探すのはなかなか大変だけどね(^^;




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by studio-yaya | 2018-01-29 17:54 | | Trackback | Comments(0)  

「火花」又吉直樹著

芥川賞受賞で話題になった頃には近所の図書館では予約100人以上待ちでしたが、さすがに今は普通に本棚に並んでいたので、借りてみました。
お笑い芸人たちの日々を描いた小説。

北野武監督「アキレスと亀」を思い出しました。
映画では芸術、この本ではお笑い。一つの道にのめり込んでいき、考えて、突き詰めていく人の姿は狂気的でもあり、圧倒的なパワーに満ちている。けれど外から断片的に見ているとそれは滑稽にも見える。そう、本文にもあったけれど、生きていることそのものがお笑いのような、コメディのような。すべてを賭けて真剣にやってるのに、お笑いのような。
若手お笑い芸人の奮闘記、として見れば軽く笑えるのかもしれないけれど、なんだか最後はどうしようもなく切なくなっちゃいました。


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by studio-yaya | 2017-12-14 22:32 | | Trackback | Comments(0)  

「世界遺産イェーイ!!」 / 旅ブログ「世界遺産イェーイ!」

バックパッカー夫婦が世界遺産を訪ねまくった旅の様子をつづったブログを書籍化したもの。
世界遺産の本にありがちな、定番アングルから撮った写真じゃなく、"取材"じゃないから撮った様々な写真、率直な感想が並んでいて面白い。たくさんの観光客が映り込んでたり、横から見てたり。

旅日記なので、現地のビールが美味しかったとか、体調崩してスケジュールが狂ったとか、ちゃんとした取材とは違うリアルなエピソードが並んでいて、面白い。
あまり聞いたことのない世界遺産にも行っていて、きっと移動とか宿泊とか苦労したんだろうけど、なんでも「イェーイ」と乗り切ってしまうパワフルさが素敵。

そして、こうして夫婦で世界中巡ってしまう行動力になんだか圧倒されてしまった。

我が家でも、「いつか行きたいね~」なんて言ってる場所はたくさんあるけれど。
実際行くとなると、資金はどうする?保険とかどうすれば?とか色々考えなくちゃいけないことはあって。。。でも、こうしてポーンと行っちゃう人も世の中にはいるんだなぁ。。。

いつか我が家も行こう、世界遺産を観に。
家族4人だとそりゃ結構な出費だけど、老後のために貯金に励むより、面白い体験にこそお金は使うべきだよね~。

世界遺産イェーイ!! (バックパッカー夫婦が見た これがホントの世界遺産513)

旅ブログ「世界遺産イェーイ! 」 / 扶桑社


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by studio-yaya | 2016-05-18 00:20 | | Trackback | Comments(0)  

「逆境の変換力」 石井幹子 著

世界的照明デザイナーであり、日本の照明デザイナー第一人者の女性、石井幹子さんの著書。
ヨーロッパで照明の勉強をし、照明デザイナーとして活動する石井さん。当時日本になかった「照明デザイナー」という仕事をするための奮闘が色々と描かれていて、とても面白い。

日本に仕事がない。話をしに行っても相手にされない。
だから、海外で仕事をする。日本以外で実績を作る。
日本でも活動する。稼ぎにならなくても、照明デザイナーの仕事を見せるため、様々な場所に出向いて美しい照明を見せる。
徐々に大きな仕事を任せてもらえるようになる。
日本の第一人者、そして進化し続ける先駆者として今も活動中。。。

その間に、どれだけの苦労があったのか。悩んだことも苦心したこともあっただろうけれど、仕事がないなら作るしかない、自分が美しいと思うものを見てもらって納得してもらうしかない、自分の仕事は世界のどこかにある。。。と進み続ける姿はすごい。

企業に就職して、そこで定年まで過ごさせてもらおう。。。なんていう安定志向が夢物語になりつつある今、こうして試行錯誤しながら仕事を作っていった人の姿って、若い人達にも刺激になるんじゃないかな。ジタバタしながら自分の活躍する場を探した日があり、今や世界遺産の照明を任せられるようになっている。東京タワー、新しい歌舞伎座、白川郷、浅草寺。。。日本の超有名スポットはもちろん、海外でも様々な場所を照らしている。

この本には出てこないけれど、この方には娘さんがいて、その方も今は照明デザイナーとして活動している。国境を越えて活動するこういう方が、子供をもうけていたこともちょっと驚き。どれだけパワフルな方なのか。。。


その石井さんが手がけたのが、よみうりランドの「ジュエルミネーション」。
私がいるゴスペルサークルは、この遊園地のイベントステージで歌わせていただく。世界的照明デザイナーの手がけたイルミネーションの中で歌う、幸せ(^^)

逆境の変換力

石井 幹子 / ベストセラーズ


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by studio-yaya | 2015-12-14 22:16 | | Trackback | Comments(0)  

「マーケット感覚を身につけよう」 ちきりん 著

ネットの世界での超有名論客(今は本も出してるのでネットの世界に限らないけど)、ちきりん氏の最新刊。

マーケット=市場を知り、何が市場で価値があるのかを考えることで、可能性はいくらでも広がるよ、という話。
みんなが知ってるような、今現在のいろんな事例が普通の言葉で語られているので面白い。

公的部門にこそマーケット感覚が必要という言葉、非常に納得。それがないから、「前例がない」と言って新しい提案を拒み、「今までこれで大丈夫だったから」同じことを続ける。国内のどの自治体もどの官庁もそうだったから、国内の刺激で変わることはない。
変わるのは、国外の動きに刺激されるとき(現状が脅かされる可能性が出たとき)だ。
仁川空港に海外乗り継ぎ客を奪われたとか、国内トップクラスの優秀な学生が海外有名大学に流れたとか。いまやライバルは世界中にある。それを感じ、変化していける人が公的部門にいないと変われない。
メディアの記者クラブ問題とかも、外からの力で変わるだろうか?
おもてなしどーのこーの東京で言ってる間に、サルが温泉に入る写真やパウダースノーのスキー場が外国人観光客をゲットしている現状、東京で気付いているだろうか?


東京の人は一度は地方に住むべきだと思うな。
東京育ちの人は「東京離れるなんて無理ムリ~」とか言うけど、地方のクルマ社会、地方中核都市の支店やネット使って流行のものを手にする消費スタイルや、地元ならではの食文化や名産品や、住んでみないと分からないことがいっぱいある。地方の豊かさに気付くかもしれないし、逆に東京の優位を感じるかもしれない。


文中にあったけど、個人的には、テレビの市場性は、NHK→民放キー局→地方局→ケーブルTV→Youtubeだと思う。大スポンサーの意向がある民放キー局は横並びで硬直してるから、市場性はかなり低いかと。地方局の方が自由。そして北海道の「水曜どうでしょう」に影響を受けて、地方発のここでしか見られないコンテンツを探り始めてる。ような気がする。硬直した地上波テレビはこの先どうなっていくんだろう。。。?


うちの子たちにも、大きくなったらこれを読んでほしいなぁ。
でも私が生きる世界と我が子達が生きる世界は30年ほどずれてるわけで、やっぱり私が思う世界と我が子達に見える世界は違うのかもしれない。この本に出てくるケーススタディも子供達にとっては陳腐なものに思えるかもしれないけど、自分なりの言葉で考えるという、ちきりん氏の基本はきっとどんな時代においても変わらず必要なことだと思う。

今までのブログにも一貫している、市場を意識するという考え方、自分で考えるということ、変化を好む思考。それを感じられる面白い本。

マーケット感覚を身につけよう

ちきりん / ダイヤモンド社


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by studio-yaya | 2015-04-08 22:00 | | Trackback | Comments(0)  

「いじめっこいじめられっこ」 谷川俊太郎と子どもたち 著

いじめが身近にある子供達の詩をまとめたもの。いじめている人、いじめられている人、近くにあるいじめに気付いてる人。それぞれの苦しい胸の内が言葉に現れている。
そこにいるからこその言葉たち。

悲しい事件が多いけれど、どうか子供達が苦しまずに、笑顔で過ごしてほしいと思う。
努力するべき。頑張るべき。でも、ダメだと思ったら逃げて。逃げて逃げて、あなたの居場所を見つけて。狭い世界の中で苦しまないで。

いじめっこいじめられっこ〈1〉 (小さな学問の書)

谷川 俊太郎 / 童話屋


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by studio-yaya | 2015-03-09 15:37 | | Trackback | Comments(0)  

「小さいおうち」 中島京子 著

女中さんだった女性が書いた回想録、という形の小説。
女中さんというのがどんなものだったか、その様子を感じることができる。
酷使される使用人という感じではなく、家族と一緒に暮らして、家族旅行にも子守として同行して、一緒に美味しいものを食べたりもして、人によっては学校に行かせてもらったり、お見合い相手を世話してもらうこともあったり。女中さんと雇い主の家庭との関係は厳しい主従関係ではなかったようで。
奥様が他の男性に抱いた淡い気持ち、それに気づいたその女中の狼狽ぶりなども描かれている。
けど、興味深かったのは、第二次世界大戦の時期の描写。

戦争というと、身の回りの全てが戦争という色を帯びて、何もかもが平時とは違ってしまうような印象を持つけれど、この女中さんが体験したのはそうではない。少しずつ物資が手に入りづらくなったけれどその中で工夫して日々を過ごし、楽しく過ごす日もあり、旦那様は大本営発表を信じ、日本は大丈夫だどんどん攻め込んでいくんだと信じ。「戦争」ではなく「事変」と伝えられ、戦況は常に優勢であると報じられ。。。
戦争ってある日突然始まるんじゃなく、じわじわと見えないところで進んでいくんだなぁ、と感じた。後世の人から見れば「それって戦争じゃん」ということも、当時の人たちにとってはそうは見えてなかったようで。

今のざわつく世界は後世からはどう見えるんだろう?と思ったりして。
面白い小説でした。

小さいおうち

中島 京子 / 文藝春秋




今年の目標に「月1冊以上、小説を読む」と決めたので、レビューも一応書いておこう。これは1月分。
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by studio-yaya | 2015-02-23 22:37 | | Trackback | Comments(0)