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逃げながら、生き抜け

休み明け、子供の自殺が増えるらしい。
18歳以下の自殺が最も多かった日は、9月1日。夏休みが明けて2学期が始まる日だ。
GW明けの今週、中学生の自殺と思われるニュースが複数流れた。

どうにかならないものか。
せっかく生まれ育った命をこんな形で失うという悲劇。

学校が苦痛なら、休めばいい。
もちろん学校は学びの場として、人間関係を築く場として大切だ。そんなことは分かっている。
でも、死ぬほど嫌なら、休めばいい。

親にできることってなんだろう?と考えた。もしいつか、我が子が苦しんでいたら。

逃げ道があるって教えてあげることじゃないだろうか。


学校は大切だけど、学校が全てじゃない。
学ぶことは自分で本を読んでもできるし、フリースクールや通信教育を使えば年齢に応じて学校と同等の内容を習うこともできる。
友達を作ったりするには、放課後や週末の習い事、スポーツクラブなどでもある程度可能。
学校に行きたいけれど地元の学校が嫌なら、学区外の他の公立校、受け入れ可能な私立校があればそれも選択肢になる。いっそ遠くへ、山村留学や海外留学を選ぶこともできる。



逃げ道があることは、安心だ。いざとなったら逃げればいい。それまで、できるところまでは頑張る。
命を絶つ以外にも逃げ道がたくさんあるってことを、子供には知っていてほしい。


母親は命がけで子供を産んだ。今の医療が進んだ時代にも、出産時に出血多量で命を落とす母親はいるのだから、文字通り「命がけ」だ。
その、母親が命がけで与えてくれた命を、自殺という形で簡単に捨ててほしくない。それは、母親の命がけの出産と育児を全否定することだ。
命がけで捧げたプレゼントである命を、どうか大切にしてほしい。

少し逃げたり、回り道しながらでいい、どうか生き抜いて。

by studio-yaya | 2016-05-11 12:26 | 日々のできごと  

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