民間測定所にて

国分寺の民間測定所「こどもみらい測定所」にお話を聞きに行ってきた。
食品や土壌など色々な物を測定してきた方のお話。
お米や土壌など1,000点以上を測定してきた中で見えてきたことを、色々と。

ざっくり言うと、心配してたほどは検出されない。
でも、出そうなところはやっぱり出ているので引き続き注意。

ここで聞いた話、今までに見聞きした情報を集めて、自分なりにまとめておくと。



放射性物質が農作物からあまり検出されない理由としては、
・日本の土壌は粘土質。この土壌が放射性物質を取り込み、農作物へ吸収されにくかった。
・カリウム散布など、農家が自主的に行った対策のおかげで、セシウムが農作物に入り込みにくくなった。
というもの。わりと納得できる。

でも、福島や茨城などの放射線量の高い場所で採れたものはやっぱり検出される。それは、土壌だけでなく水も空気も汚染されているから。
少し前に、大根を乾燥機で干しても検出限界値以下だったけど、郡山市の屋外で干したら3421Bq/kgになったという記事があったけど、それは空気中に今も漂っていたり、原発から今も放出されたりしているから。
http://hibi-zakkan.net/archives/19548069.html


土壌からは、東京含めかなり広い範囲で放射性物質が検出されている。
ただ、土の表面5cm程度のところにあり、それを取り除けばかなり線量は低くなる。今現在放射性物質の降下がない場所では、表土をはぎ取るだけの"除染"も効果あるのかも。
(但し、取り除いた土をどう処分するかは考えなくちゃいけない。)


シイタケからよく検出されたのは、シイタケを育てる原木が福島で生産されているから。原木の線量の3倍くらいに高い値が出る(=濃縮される)。この原木が九州まで運ばれれば、九州産のシイタケから検出される。シイタケの産地ではなく、その原木の産地が問題。
工場生産されることの多いエノキ、ぶなしめじ、エリンギ等はあまり検出されない。自然の野山から採取されるキノコと、原木シイタケは引き続き注意。

鹿などジビエ類は検出が多いが、これは汚染された野山で汚染された草や水を口にするため。
同じく川魚も検出が多いが、野山に降下した放射性物質が川に流れ込むため。福島に限らず、茨城、群馬、栃木など広範囲で検出されているので要注意。ってかジビエも川魚も必需品じゃないから食べなくていいよね。

野山に降り注いだ放射性物質は、川を流れて海にたどり着く。川が集まる東京湾は今後3年くらい線量が上がるとみられている。東京湾の魚とか貝とか、しばらくは要注意。江戸前寿司も、房総の潮干狩りも。

海産物については、汚染海域で獲れたものはもちろん検出されるが、その海域を通って他の場所に行った魚からも検出されている。タラやサケなど、南へ回遊して北上して北海道で水揚げされたものなど。北海道だからと言って安心はできない、魚がどんな場所を回遊するかによって判断。

泥の中で栽培されるレンコンは検出が多い。仕組みは良く分からないけど泥から作物に吸収されるらしい。茨城あたりのレンコンとか要注意。

大豆は検出が多い。
(大豆についている菌が土壌内の窒素をアンモニアに変える → 粘土質の土壌がアンモニアを好むため、土壌内に取り込まれる → 代わりにセシウムが土壌から放出される → 放出されたセシウムが豆に取り込まれる という仕組みが考えられている。)
大豆の加工品は多く、いちいち産地が掲載されていないので心配。2012年末までは経過措置として500Bq/kgまでのものは流通可能となっているので、これらが加工されたものも当然流通する。産地不明の大豆からできた納豆、豆腐、みそ。。。などは当分要注意、かも。産地を明記されたものは少ないけど、「北海道産大豆100%」と書いてあるものはあるので、それは安全かも。


2011年3月の時点で屋外にあったものは、検出される。茶葉、小麦などから検出されたのはこれが原因で、2011年時点では検出されたけど2012年には不検出となった産地が多いそうだ。


気を付けるに越したことはないです。
気にしすぎ、と笑われるかもしれないけど。
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by studio-yaya | 2013-01-21 21:51 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)  

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