「人生を狂わせずに親の「老い」とつき合う」 和田秀樹 著

うちはまだ切実な問題じゃないけど(^^;、読んでみた。介護離職とか最近ニュースで話題になってるので。

前半は、猛スピードで高齢化が進んでいる日本の現状。他国に比べはるかに早く高齢者が増えて、介護が必要な人も増えて、家族がどう介護するか、仕事と両立できるか、など問題山積の今の日本。

この本ではまず、「介護は家族がやる」というのは別に日本の伝統ではないと言っている。
日本人の寿命は戦後すぐの1950年で61歳。そもそも70代、80代まで生きる人は多くはなかったので介護が必要な人も少なかった。長生きの人は食生活などが充実した裕福な人で、そういう裕福な家庭では介護が必要になればお手伝いさんがやっていた。
それが医療の進歩や食生活の向上で寿命が延び、1991年の時点では平均寿命は81歳。金持ちでなくても長生きする人が増え、寝たきりまでいかなくても要介護の人は増え、お手伝いさんを雇う余裕のない普通の家庭では家族が介護することになった。「家族が介護」は戦後しばらく経ってからのことであり、昔からの伝統でも美徳でもない、と。。。

後半は、介護保険などの高齢者介護サービスについて書かれている。「家族で介護」の呪縛から逃れて、こうしたサービスをうまく使いましょう、介護離職や介護うつなどにならないようにしましょう、と。


私も実家から離れて暮らしているし、今は両親・義両親とも元気だけど10年後、20年後もこれが続くわけではない。。。などと書くと縁起でもないような気がするけど、全員が100歳まで元気にボケずに長生きするわけじゃないだろうから、こういう知識は得ておいて損はない気がする。

★★★★★

人生を狂わせずに親の「老い」とつき合う──「介護崩壊」時代に親子の絆を守る (講談社プラスアルファ新書)

和田 秀樹 / 講談社


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by studio-yaya | 2012-10-11 22:37 | | Trackback | Comments(0)  

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