「なぜフランスでは子どもが増えるのか」 中島さおり 著

以前読んだ「パリの女は産んでいる」の著書が書いた本。
前著は、著者のまわりの女性達のライフスタイル、今のフランスの制度などを紹介していたけど、今回はそこからさらに踏み込んで、歴史的な背景、変遷も紹介してくれている。著者はフランス文学を勉強していたそうで、フランスの小説などに出てくる女性の言動から、当時の女性の生活などを紹介している。

フランスの真似をしても、少子化を止めることはできない。

まぁそういうことなんだそうだ。長い歴史の中でできあがった文化や思想の上に成り立った現状であり、背景なしに現状だけ真似たところで日本にそれが根付くことはない。
そもそもフランスでは「少子化対策」としてあれこれ制度が整ったわけではなく、女性の社会進出などで制度や環境が変わり、結果的に子どもが増えた、という感じらしい。

なんだかんだ言って日本の少子化はあんま真剣に考えられていないもんな。ちょっと顔の知れた女性議員がいればその人を少子化担当大臣に任命するってだけ。相変わらず少子化を「女子供の問題」と思ってる節がある。少子化は女だけの問題じゃない、男の問題でもあるのに。少子化は、貴方が子どもを持てないことであり、貴方が孫を持てないことであり。老後の自分の世話をしてくれる人が足りないことであり、年金を受け取れないことであり、国が縮小していくことであり。


女性がサロンを主宰する文化とか、乳母に預けて働くこととか、日本とは違うフランスの様子が知れてとにかく面白い本なのでぜひご一読を。

★★★★★

なぜフランスでは子どもが増えるのか -フランス女性のライフスタイル (講談社現代新書)

中島 さおり / 講談社


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by studio-yaya | 2011-09-26 21:43 | | Trackback | Comments(0)  

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