電話

友達に電話した。元気そうな声で安心した。

彼女は、福島に住んでいる。
地震の後に無事なのは確認したけど、その後はメールしようしようと思いつつ、送れなかった。なんて書けばいいのか分からなかったから。

日に日に原発の状況は悪くなっているような状況で、なんて書けばいいのか分からなかった。「元気?」なんて暢気なこと書けないと思った。東京にいて、東電の電力を使ってる自分。福島にいて、東電の作った原発の被害を受けている彼女。一体なんて言えば良いんだろう?
。。。という感じで何度もメール送信画面を出しては、手を止め、考え込んで、やめてしまっていた。

昨日、アメリカにいた頃の写真を見ていたら、彼女とお子さんの写真があった。にっこり笑う可愛い男の子。
彼は元気にしてるだろうか?
突然、不安になった。
テレビで毎日のように福島の様子を見ていて、心配していたつもりだったけど、それは福島の見知らぬ誰かへの漠然とした心配だった。でも、娘と一緒に遊んでくれたあの子の顔を思い浮かべ、あの子が体調崩したりしていないだろうか?と、不安がとても具体的な胸に突き刺さるものになってしまった。



電話に出た彼女の声は明るく、お子さんも元気だとのことだった。
ニュースを見ていると、福島の多くの子が体調を崩し、県外に脱出しているように感じたけど、皆が皆、というわけではないようだ。外では遊ばせられない、とは彼女も言っていたけど。

東京にいても同じこと。体調不良の子が増えている、という報道はあるけど、皆が皆、というわけではなく、マスクをして外出する人もいればそうでない人もいるし、東京から沖縄に疎開する人もいれば今まで通り東京に暮らし続ける人もいる。

彼女らしい明るい話し声を聞いていたら、自分が心配しすぎだったのかな、とちょっと拍子抜けなくらいに安心した。なぁんだ。もっと早く電話すれば良かった。考え込んでたって仕方がないのだ。考え込んで黙ってたら、それは外から見たら何もしてないのと同じ。気を遣って何もしないより、まずは声かければ良かったのだ。どうしてるか気になってね、って。考え込んで先送りにしてしまう自分に反省。



もし何かあったらうちに泊まっていってね。東京西部の我が家、福島よりは安心だよ。外遊びもできるしね。
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by studio-yaya | 2011-07-21 22:12 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)  

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