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「ルート66をゆく―アメリカの「保守」を訪ねて」 松尾 理也 著

ニューヨークでもロスでもないアメリカ。
私が3年ちょっと住んだテネシー州は、まさにそういうアメリカだった。日本に入ってくるきらびやかな流行情報とは縁遠い、のどかで田舎くさくて信心深い人たちの土地だった。この本に出てくるのも、そんなアメリカだ。

北東部のシカゴから、西海岸のカリフォルニアまで延びるルート66。現在は横断道としての役目はInterstateに譲っているが、このルート66は今でもアメリカ人にとっては大切なノスタルジックな道であり、観光客があとをたたない。当時のままのモーテルやレストランも残っている。その道の両端、シカゴとカリフォルニアはとっても都会だけど、その間の長く長く続く道は、田舎だ。でもそこにこそ"アメリカ"がある。


著者は新聞記者で、1年半ほど留学した際に色々と取材をしてまとめたのがこの本らしい。
入門書的に読むには面白い。でも、意地悪だけど、1年半で何が分かるの?という気もしなくはない。カリフォルニアに住んでいて、保守のアメリカ、田舎のアメリカが分かるの?ってね。
ルート66をタイトルに掲げるのなら、もっとロードムービー的な感じでも楽しかったのかなぁと勝手に思いました。

「ルート66をゆく―アメリカの「保守」を訪ねて」

by studio-yaya | 2009-05-13 23:14 |  

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