知らないものは見えない

Nashvilleにいた頃、春の景色で印象的だったのはPear treeとDogwoodだった。
Pear treeは桜のように葉が茂る前に花が咲く。木全体が真っ白な花に包まれて、とてもキレイ。
Dogwoodは、若葉の緑と真っ白な花のコントラストが鮮やか。家の庭先にこれが咲いていると、いつも車を運転しながらも見とれていた。

どちらも私にとってはNashvilleの思い出、なのだけど。
社宅の前の道の街路樹が春になって花をつけた。それはどこからどう見てもDogwoodだった。
前にも社宅に住んでたのに、この花を見ていたはずなのに、全然気づいていなかった。Nashvilleで花を見て、Dogwoodという名前を覚えて初めて、近所の街路樹に気づくことができた。

初めての海外暮らしだったNashville時代、何もかもが目新しく思えて、興味津々だった。特に用がなくてもあちらこちらと店を見て歩き、花や木を眺め、知らないことは英会話クラスの先生に聞いたりしていた。

でも、考えてみれば、それはNashvilleだけの話ではない。地元を離れて仙台で一人暮らしを始めてから、地元との気候の違いや街のいろんなことが目新しく感じられた。そして、あれ、今頃地元はどのくらいの気温だっけ、どんな花が咲いてたっけ、と考えてもさっぱり思い出せなくてびっくりした。18年も住んでたのに、まるで意識していなかったから、覚えなかったのだ。


知らないことは、五感をすり抜けて行ってしまう。
少しでも知っていれば、目や耳で感じることができる。あぁこれか、と気づくことができる。
いろんなことに興味を持って、アンテナを立てていれば、いろんなことに気づける。
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by studio-yaya | 2009-04-22 22:55 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)  

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